小田急の中では8両9編成しか在籍しておらず、非常に地味な存在の2000形。その中で大したこともない異彩を放つのが2059Fだと思います。
2059Fは、2001年製造の最後の2000形で、他の編成が次々と帯色交換されていく中、ロイヤルブルーを維持している編成です。いつ交換されてもおかしくないと言われていますが、2024年2月の現在でも、更新されていません。
登場から23年が経過していますが、ワイドドア、8両という理由からか、更新は施工されていません。さらに、部品が他の形式とは異なるものなので、延命も一苦労でしょう。
小田急が本当にインペリアルブルー化を重視しているのなら、2059Fも更新されるはずです。しかしそうではない。他の2000形や3000形の一部車両が更新される中、2059Fは置いてけぼり。この状況で今更更新されるのは、少し疑問に感じます。
そう考えてくると、この編成は、引退前にロイヤルブルーのままで有効活用されるか、真っ先に部品取りとして廃車されるか、このどちらかが無難に感じられてきます。
ロイヤルブルーの帯を巻く2059F。
またどこかで会いたいと思います。